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みなさんこんにちは、Mizukiです。
日本ではもう「脱毛」という言葉を見ない日はなくなりましたね。
以前、脱毛のはじまりについて解説しました。
脱毛文化のはじまりって?長い歴史のなかで進化してきた背景には。 - 美容スキンケア&健康トピック by Mizuki
それでは日本では「脱毛」は一体いつから存在するのでしょうか?
日本の脱毛史は「枕草子」「源氏物語」から
平安時代に始まり、江戸時代に脱毛剤が登場しました。
日本での脱毛の始まりは平安時代に遡ります。
枕草子や源氏物語にも脱毛についての記述があり、当時はひたいの形を整えるといったトリミングとしての脱毛が主流でした。
目と眉毛の間が広く開いた平安絵巻で有名なあの「引眉(ひきまゆ)」も、抜いたり
剃ったりして整えていたようです。
この引眉文化は江戸時代までに続き、毛抜きを使用して脱毛する様子は浮世絵にも描かれていて、当時の女性が美しさを求めて日々試行錯誤していた様子が伺えます。
江戸時代になると、木の実から取ったアブラと軽石を砕いて粉にしたものを混ぜた脱毛剤が作り出され、手や足に擦り込んで毛を摩耗させる方法がとられていました。
肌への負担も大きそうですが、この時代には最先端の方法として注目されていたようです。
ついに!日本に脱毛機がやってきた
1972年、昭和後期になると『ブレンド脱毛器』と呼ばれる、今でいうニードル脱毛機がついに日本に輸入されます。日本の経済成長真っ只でした。
脱毛は、エステティックサロンで施術技術を学んだ『電気脱毛技術者』によって行われました。
このブレンド脱毛機で、セレブな女性はこぞってワキ脱毛をしていました。
毛穴1本1本を処理するニードル脱毛は長時間痛みに耐えなければいけない上、当然高価なものです。
脱毛への関心は高まったものの、まだまだ一般人にはハードルが高く手が出しづらかった為、多くの女性はカミソリなどで行うセルフ脱毛が一般的でした。
人々の暮らしが豊かになりはじめた頃から急速に普及
『もっと美を追求したい』という需要が高まり、日本各地でエステサロンがオープンしました。
それまではフェイシャルエステが主流でしたが、一人一人の肌質に合ったコスメを使った全身エステへと進化しました。
国内の美容業界でも、アメリカに追いつけとばかりに着々と脱毛機の開発や製造が進められました。
西洋や欧米で開発された脱毛機は、金髪やメラニン色素が濃い肌に合わせて作られています。
日本人の肌質や毛質、用途によって、ブレンド脱毛と高周波脱毛の使い分けができる多機能型の脱毛機が生まれました。
1980年、アメリカでレーザー脱毛器が発明されました。
レーザーの波長・照射時間を最適化することで、発毛組織だけにダメージを反応させることができる脱毛機です。
これにより、ついに世界で初めて『永久脱毛』が可能になりました。